赤血球についてなら大阪の血液内科太田クリニック

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赤血球について

赤血球は呼吸によって取り込んだ酸素を身体の隅々まで運ぶ役割を担います。赤血球の中にはヘモグロビンという酸素を運搬するたんぱく質があり、肺で酸素を受け取って身体の隅々に届ける役目を担います。
ヘモグロビンの中心には鉄分子があり、それにより赤血球は赤くなります。赤血球の寿命は約120日で、その間に身体の中を約500km循環します。
赤血球に関連する検査項目には赤血球数、ヘモグロビン(血色素)濃度、ヘマトクリット値があります。赤血球数は血液1μL(1mm3)の中に含まれる赤血球の数、ヘモグロビン濃度は血液1 dL(100 mL)に含まれるヘモグロビンの量(mg)、ヘマトクリット値は血液の中で赤血球が占める容積の比率(%)です。
できたばかりの赤血球は網状赤血球と言い、少し大型で青みがかった網目状の構造物(核の遺残)がみられます。
網状赤血球比率は、いわば人口動態調査での子供の比率のようなもので、赤血球がどれくらいの速さで作られているかの指標になります。

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